校長あいさつ
校長 佐藤 貢
花輪高校ホームページにお越しいただきありがとうございます。
ユネスコ無形文化遺産に「大日堂舞楽」と「花輪ばやし」が登録されています。そんな歴史と文化かおる秋田県鹿角市に位置する本校は、今年で創立98年目を迎える伝統校です。1926年(大正15年)に花輪町立花輪実科高等女学校として創立され、1928年(昭和3年)には県立花輪高等女学校に、そして1948年(昭和23年)に新制県立花輪高等学校として生まれ変わり、現在に至っています。
本校は普通科1学年4学級の2学期制の高校で、大学進学や就職を目指して学習に励むとともに、ほとんどの生徒が部活動に加入し、生徒会活動にも積極的に取り組んでいます。中でもスキー部、陸上競技部の活躍はめざましく、これまでに5名のオリンピック選手を輩出しました。「文武両道」を体現するこの姿勢は、1万9千名を超える卒業生から現在に引き継がれております。
100年近い歴史をもつ本校も、令和6年度に十和田高校、小坂高校と統合し、新しい高校として歩んでいくことになっております。令和4年度入学生は統合時に3年生となり、統合校最初の卒業生(1期生)となる予定です。
本校及び鹿角小坂地区統合校は、「広い視野と高い志をもって目標に向かって挑戦し続ける人間」の育成を教育目標として掲げております。令和5年度は「主体的に学ぼうとする力の育成と学習習慣の定着」と「ICTを効果的に活用し、深い学びを引き出す授業・探究活動の推進」を重点目標とし、平成26年度から推進してきたアクティブ・ラーニング型授業の一層の改善を図りつつ、生徒の学力向上に取り組みます。さらに、生徒が部活動やボランティア活動、探究活動等に熱心に取り組み、充実した学校生活を送ることで自らを磨いていける環境を整えて参りたいと考えております。
本校の目指す生徒像は「チャレンジし続ける花高生」「自ら考え、判断し、行動する花高生」「互いの多様性を認め協働する花高生」です。花輪高校としても、統合校としても、急速な人口減少と高齢化に直面するこの地域において、志を高く掲げ、地域社会のリーダーとして活躍してくれる人間の育成を目指し、職員一同、変らぬ精進を重ねて参る所存です。
保護者、同窓生、地域の皆様をはじめとする本校を見守り支えてくださる方々には、益々の御支援、御協力をお願いいたします。
令和5年4月1日
歴代校長
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